その強い浄化作用で知られる、スーパーストーン「水晶」。L&Co.の地元・山梨県ともゆかりが深く、山梨県甲府市を宝石の街にした立役者でもあります。この記事では、水晶の効果や、その種類について紹介していきます。
山梨県と水晶の歴史は古く、縄文時代には「石やじり」や刃物に水晶が使われていて、当時既に水晶が多く採れたことが分かっています。主に山梨県甲府市北部に位置する金峰山一帯で産出していたそう。
江戸時代後期、京都からやってきた玉作り職人によって、金峰山をご神体として祀っている金桜神社の神官たちに水晶の研磨技術が伝えられました。明治維新で定められた廃仏毀釈によって神社が衰退したことにより下級神官たちが水晶細工を仕事にするようになり、宝飾産業が盛んになっていったのだと言います。
水晶の驚くべき効果
透明で澄んだ水のような美しさを持つ水晶。その美しさから、古来「神が作った溶けない氷」「水の精霊」であり、神秘的な力が宿る石だと信じられてきました。水があらゆるものを洗い流すように、水晶には悪いものを洗い流す強い浄化の力があるとされており、パワーストーンの中でも「万能の石」とも言われているんです。ここからは、水晶の代表的な効果について見ていきましょう。
強い浄化作用
水晶の効果の中で、まず特筆すべきなのが、その強い浄化作用です。水晶そのものが純粋なパワーを持つため、周囲の悪いエネルギーを排除する力があります。また、身に付ければ、その人の内外にある負のエネルギーを浄化し、精神を安定させたり、魔除けの効果をもたらしてくれたりします。さらに、水晶玉や水晶のクラスター(結晶が群生したもの)などを部屋に置いておけば、その空間を浄化して良い運気を運んできてくれます。
あらゆる願いをサポートする効果
水晶はどんな願いに対しても、成就や達成をサポートしてくれる効果があります。これは水晶が持つ、良いエネルギーを増幅させてくれる力によるもの。身に付ける水晶に具体的な願いを託せば、その人の潜在能力を引き出して、願いを叶える後押しをしてくれるでしょう。
他のパワーストーンの効果を高める
他のパワーストーンと組み合わせても、水晶はその力を発揮します。実はパワーストーンには、一緒に持っていると相性の良くない組み合わせがあります。しかし水晶は、どのパワーストーンと組み合わせても良い効果をさらに引き出してくれるんです。
水晶はパワーストーンの浄化もできる!
パワーストーンは身に付けていると、その内部にマイナスのエネルギーを溜め込んでしまい、本来の効果が失われてしまうと言われています。パワーストーンを浄化する方法はいくつかあります。それは、太陽光に当てたり、流水に浸けたりすることでマイナスのエネルギーを浄化するというもの。しかし、紫外線や水に弱い石などは、これらの方法だと石本体が傷んでしまうことも…。
そこでおすすめなのが、水晶による浄化です。水晶を使った浄化なら、どんな石でも傷めることなく浄化することができます。しばらく身に付けたパワーストーンは、月に一度ほど浄化を行うようにすると良いでしょう。さっそく具体的なやり方を紹介していきます。
水晶でパワーストーンを浄化する方法
浄化したいパワーストーンを、水晶の「クラスター」か「さざれ石(小石を集めた物)」の上に、半日から1日ほど置いておきましょう。これならジュエリーに加工された物でも浄化しやすく、太陽光に当てたり水に浸けたりするのと違い、石が傷むこともないので安心です。
また、浄化に使用した水晶自体もパワーストーンであるため、こちらも浄化する必要があります。水晶は、太陽光に当てる浄化や流水に浸ける浄化が可能。日の出から午前中の太陽光に当てておく、または流水に数十分浸けたあと自然乾燥させることで浄化が完了します。何度か他のパワーストーンの浄化に使った後は、水晶の浄化もお忘れなく。
水晶の色と形について
水晶とは、無色透明な「石英」のことを言います。石英には様々な色があり、水晶とそれ以外の石英は構造的には似ているものの、とくに濁りがなく透き通ったものだけが水晶と呼ばれます。そして、これまで紹介してきたように、万能パワーを持つのも水晶だけの特徴です。
色のついた水晶の呼び名
水晶はまたの名を「クリスタルクォーツ」と呼ばれますが、透明以外の色をした石英は、それぞれ別の宝石としての呼び名があります。紫色の石英は「アメジスト」、黄色の水晶は「シトリン」や「レモンクォーツ」、ピンク色は「ローズクォーツ」、褐色の物は「スモーキークォーツ」、黒く不透明なものは「モリオン」と呼ばれています。
水晶の形①:水晶原石クラスター
水晶原石クラスターは、水晶の結晶が群生した塊のこと。結晶の先端が四方八方に伸びていることから、水晶の強い浄化パワーを広範囲に届けることができるとされています。特に、外から「気」が入ってくる玄関に置いておくと、家全体にパワーを行きわたらせることができますよ。
水晶の形②:水晶ポイント
水晶ポイントというのは、水晶結晶のひとつを六角柱になるようにカットしたもの。この形は一点に強い力を発揮するので、鬼門や裏鬼門、トイレなど、家の中でも悪い運気が溜まりやすいとされる場所に置いておくと良いのだそう。
水晶の形③:水晶玉
球の形に磨かれた水晶玉は、柔らかく安定した浄化の力を周囲に広げられるので、寝室などのリラックスしたい場所に置くのがおすすめ。また、外出する際に小さな水晶玉を袋に入れて持ち歩くと、守護の力を発揮してくれます。
水晶の形④:水晶さざれ石
さざれ石は「細石」と書き、文字通り細かく小さな石を集めたもの。さざれ石は、少しずつ分けて様々な場所の浄化に使うことができます。それぞれの結晶自体は小さくても、浄化のパワーは他の形に劣りません。むしろ、パワーストーンの浄化においては特に強い力を発揮してくれます。
水晶の身に付け方
水晶を身に付けるのに最も効果的とされる方法は、ブレスレットにして身に付けることです。肌に触れているので水晶のパワーを受け取りやすく、アイテムとして持っておくより失くしにくいのがGOOD。
また、他のパワーストーンブレスレットにも言えることですが、付けるのは左腕にしましょう。左腕はエネルギーを吸収する部位と言われています。水晶を通じて浄化の力が体内を巡って、心身を安定させてくれますよ。
万能の石とも呼ばれる水晶について紹介してきました。水晶だけで使って良し、他のパワーストーンと合わせて使って良しのスーパーストーンだということが分かっていただけたでしょうか。このごろ上手くいかないな…という悩みがある時は、水晶の浄化パワーに頼ってみては?