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真珠と並ぶ日本の特産宝石 希少な珊瑚(コーラル)

珊瑚

海という自然が創った宝石「珊瑚(コーラル)」の特徴は?  

珊瑚は、英語でコーラルと呼ばれ、鉱物ではない有機質起源の宝石。宝石としての珊瑚は「珊瑚虫(さんごちゅう)」と呼ばれる生き物で、いくつかの珊瑚虫が集合体になることで珊瑚の形が形成されていきます。炭酸カルシウムでできている結晶構造は主に「アラゴナイト」と「カルサイト」の2種類があり、「カルサイト」でできた硬い骨格を作るものだけが宝石の珊瑚になります。いわゆるサンゴ礁は海の浅瀬に見られますが、宝石珊瑚が生息するのは深海。アカサンゴやシロサンゴ、モモイロサンゴなどが代表的です。珊瑚というと日本産の印象がありますが、ジュエリーとしての珊瑚の始まりは地中海。地中海産の珊瑚が7~8世紀ごろ中国を経て日本に渡ってきたと言われています。その後日本では、19世紀に高知県の土佐で初めて宝石珊瑚が発見されました。日本の珊瑚は非常に品質が良いとされ、明治時代になるとイタリアのバイヤーがカメオの材料を求めて土佐まで買付けにくるほどになり、今では土佐が世界的な宝石珊瑚の原産地となっています

「珊瑚(コーラル)」の石言葉 

石言葉は、幸福・長寿・確実な成長・家長の威厳・聡明 など

珊瑚は、マイナス思考や緊張を取り去り、感情と心をリラックスさせて心のバランスを保つ効果があると言われており、「魔除け・厄除け」としての意味を持っています。赤やピンク、白などさまざまな色がありますが、色ごとに異なる意味があると考えられています。赤色の珊瑚には最も大きなパワーがあります。海のパワーを秘め、生命力や肉体的、精神的にエネルギーを与えてくれるそう。ピンクの珊瑚は潜在意識を開花させる色。魂や精神に働きかけてくれるとも言われているので、特別な時に身につけると幸運を引き寄せて、力を発揮するきっかけをもたらしてくれるかもしれません。白は無垢、純粋、純潔を表しており、長く続く幸せを運んでくれるとも言われています。何かの勝負事に身につけるのもよいそうです。女性のお守りとしてのパワーもあり、日本では19歳の厄年に珊瑚を母から娘に贈る習慣や、産後の語呂合わせから産後の肥立ちに良いとされ、お祝いに贈る習慣もあるそう。出産のお祝いに珊瑚の記念品を選んでみてはいかがでしょうか。

 

真珠と並ぶ日本の特産宝石 希少な珊瑚(コーラル)