色とりどりの輝きを見せてくれるカラーストーン。その輝きは、ずっと眺めていられるほど美しいものですよね。この記事では、L&Co.コレクションの中でもカラーストーン好きには堪らない、おすすめジュエリーをご紹介します!
そもそも「カラーストーン」とは?と疑問を持つ人もいるかもしれません。「カラーストーン」とは、宝石の中で無色透明なダイヤモンドなどを除いた、色が付いている宝石のこと。現代、宝石と言えばダイヤモンドが代表的ですよね。しかし、ダイヤモンドが「宝石の王様」と言われ始めたのは、14世紀から15世紀にかけて宝石の研磨技術が発展してからのこと。それよりも古代、世界では「カラーストーン」の方が宝石や装飾品として人々を魅了していたのです。
どうして宝石に色がつくの?
多くの宝石は、地球の内部で非常に長い時間をかけて生成されます。マグマやガスが結晶化する「火成岩」。地表の水溶液が結晶化する「堆積岩」。既に生成された鉱石に強い熱や圧力がかかることで再結晶化する「変成岩」。カラーストーンを初めとする宝石たちは、ここから生まれます。こうして自然界で宝石が作られる過程で、なぜ様々な色がつくのか。カラーストーンの魅力に直結するその秘密をまとめてみました。
宝石の主成分が発色している「自色タイプ」
カラーストーンに色がつく理由はふたつ挙げられます。ひとつめが、宝石を主に構成している成分自体に色がついていることから発色する「自色タイプ」。これにはトルコ石、ラピスラズリ、ペリドットなどがあります。「自色タイプ」の宝石には、その宝石になるために必要な化学成分があり、その主成分が特定の色を発するという訳です。このため「自色タイプ」の宝石は、同じ宝石の中で色の変化の幅が少ないとされています。
宝石内の副成分が発色している「他色タイプ」
宝石に色がつくふたつめの理由が、宝石内に含まれる副成分が発色している「他色タイプ」というもの。「チタン」「バナジウム」「クロム」「マンガン」「鉄」「コバルト」「ニッケル」「銅」といった副成分によって、鉱石に様々な色がつきます。
代表的な例が、ルビーとサファイア。赤いルビーと青いサファイアの元になっているのは、無色のコランダムという鉱石です。このコランダムが生成される過程で「クロム」を含むと赤色を発色してルビーと呼ばれるようになり、また「チタン」「鉄」を含むと青色を発色してサファイアと呼ばれるようになります。この副成分の割合が0.1パーセントでも違うと、全く違う色に変わってしまい、他の宝石として扱われるようになります。
色を身に付ける意味
皆さんは、無意識に同じ色の服ばかりを買っていたり、特定の色に何となく魅力を感じたりすることはありませんか?色の影響というのは、思っている以上に日常生活の中に溶け込んでいます。人々は昔から、色というものを感覚的に使い分けてきました。それが今になり、色の持つ意味に繋がっています。
古来、カラーストーンには石言葉などの、石に込められた意味や効果があると言われています。その昔、カラーストーンを含む宝石たちは、「魔除け」の効果を持つものだとして身に付けられてきました。その中で次第に、宝石に意味や効果が紐づけられていったのです。実は、これら宝石の意味や効果は、その色のイメージと繋がっていることが少なくありません。
◆ルビー(赤色)
意味:愛、情熱、勝利
効果:やる気を引き出し、行動力をアップさせる。
◆サファイア(青色)
意味:誠実、忠実
効果:冷静さを保ち、集中力を高める
◆エメラルド(緑色)
意味:癒し、安定
効果:リラックス効果、疲労回復
ルビーとガーネット、サファイアとアクアマリンのように、同じ色を持つ宝石は似たような意味・効果を持っていることがあります。カラーストーンを身に付ける時は、その宝石の色に惹かれた理由に思いを巡らせるのも面白いかもしれませんね。
カラーストーン好きのためのジュエリー
古代から「魔除け」として重宝されてきたカラーストーン。現代に至っても、誕生石などをお守り代わりに身に付ける文化が根付いていますよね。ここからは、カラーストーンを代表する誕生石ジュエリーや、カラーストーンの魅力を存分に感じられる、そんなジュエリーを紹介していきます。
天然の輝きを見せてくれるカラーストーン。カラフルで可愛くて、ダイヤモンドとはまた違った魅力があります。今回は奥深いカラーストーンの世界と、おすすめジュエリーをご紹介してきました。自分だけのとっておきのカラーストーンジュエリーに出会えると良いですね!