気品漂うブルーの光に心癒される「サファイア」の特徴は?
サファイアはコランダムという鉱物から生まれる宝石で、赤いものがルビー、それ以外がすべてサファイアと呼ばれます。ダイヤモンド、ルビー、エメラルドと並んで世界の四大宝石のひとつとされ、数千年もの昔から愛されてきました。価値が高いのは濃紺~青紫色の「ブルーサファイア」。中でも、カシミール地方で採掘されていた「コーンフラワーブルー」と呼ばれるサファイアが最高品質と称されています。また、それと同等とされる「ロイヤルブルーサファイア」は、英国王室御用達の宝石として有名。チャールズ皇太子からダイアナ妃に18カラットのロイヤルブルーサファイアの婚約指輪が贈られ、ダイアナ妃の死後、指輪がウイリアム王子からキャサリン妃へ受け継がれたのは有名なお話です。サファイアというと青のイメージがありますが、実はカラーバリエーションが豊富。ブルー以外のサファイアは「ファンシーカラーサファイア」と呼ばれ、バイオレット、グリーン、イエロー、オレンジ、ピンク、パープル、そして中間の色合いのものがあります。その他、自然光の元では青、蛍光灯などの下では紫色に変化する「カラーチェンジ・サファイア」と呼ばれるものも。いずれも、インクルージョン(内包物)が少なく、透明感があるものほど価値も上がります。
9月の誕生石「サファイア」の石言葉
石言葉は、高潔・深い海・成功・誠実・慈愛・待望・崇高など
サファイアは、その色にも似た爽やかな青空が広がる9月の誕生石。何世紀もの間この宝石は、気品、誠実、高潔、そして忠誠心を表すものとして、王族や聖職者のローブを飾ってきました。様々な場所や時間で見られる空の色をしていることから「天の宝石」、「空の宝石」とも呼ばれ、古代には、サファイアは地球を支える台座であり、その反射で空が青く見えると信じていたそうです。癒しの力を持つことでも知られており、ブルーサファイアには目の病気を治し人々を悩みから救う力があるとも伝えられていたそう。冷静な思考力と判断力を与え、惰性に流されず目標を貫徹する自分になれるように強くサポートしてくれる石とも言われており、特に事業を経営している人やチームスポーツをしている人にとっては、組織や経営、チームワークを安定させてくれるパワーを持つと信じられています。身につけていると、サファイアの美しい色が自信を与えてくれるでしょう。
Birthstone Collection