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普段使いからフォーマルまで パールネックレスの間違いのない選び方を徹底解説

真珠ネックレス選び

真珠のジュエリーの中でも、フォーマルからカジュアルまでオールマイティに使えるのがネックレス。大人の女性なら持っておきたいアイテムの一つです。そこで今回は、しっかりとした質の良いものがほしいという人のために、パールネックレスの選び方をご紹介します。チェックポイントを押さえて、長い目で見て満足のいくセレクトをしてくださいね。

日常から冠婚葬祭で使えるといっても、その場にふさわしいデザインがあります。失礼のないように、TPOに合ったものを身に着けたいものですよね。ネックレスを選ぶとき、まず気にしておきたいのは「長さ」です。どんなタイプがあるのかをチェックするとともに、お祝いの場と悲しみの場、それぞれにふさわしいマナーも見てみましょう。

真珠ネックレス長さ
OlegD / stock.adobe.com

どんな長さのネックレスがある? 

大きく分けると、長さのタイプは、「チョーカー」と「ロング」の2つです。「チョーカー」は40cm(真珠部分)で首にぴったり沿った最も定番なタイプ。慶弔問わず使えるので重宝します。一方で「ロング」はさらにタイプがわかれ、マチネーと呼ばれる60cm、オペラと呼ばれる80cm、ロープと呼ばれる120cmタイプなどがあります。80~120cmくらいのタイプはそのままの長さだけでなく二連に巻いて着けることもでき、アレンジの幅が広がります。

結婚式などお祝いの場にふさわしいのは? 

短いネックレスの方が格式は高いといわれるパールのネックレスですが、フォーマル感とともに華やかさも必要とされる結婚式などのシーンは、ロングのネックレスもOK。二連や三連に巻いたり、デザイン性の高いタイプで花を添えても。もちろん、チョーカータイプのネックレスであれば、結婚式やパーティのフォーマル度や会場に関係なく、オールマイティに身に着けられます。

お葬式など悲しみの席にふさわしいのは? 

より相手を気遣うマナーが大切な喪の席。「神の涙」との異名を持つ真珠は、弔事で着けることが許される宝石の一つです。フォーマル感がありつつ華やかさを抑えた、サイズ7~8㎜のチョーカータイプが理想。また、同じパールネックレスでも“不幸が重なる”という意味ととらえられる二連、三連のネックレス、“悲しみが長引く”ことを意味するといわれるロングネックレスは、避けたほうが良いでしょう。

淡水真珠、アコヤ真珠…実はいろいろある、真珠の種類とその特徴 

真珠は、貝の中で生まれる稀有な宝石。しかし、10万以上もあるといわれる貝の中で宝石を生み出すものはごくわずか。アコヤ真珠や淡水パールといったように、真珠にはさまざまな種類がありますが、それらは生成される貝によって分けられます。それぞれが異なった特徴を持つため、パールネックレスを選ぶ際には種類にも注目しましょう。

真珠種類
laurent Berthelot / stock.adobe.com

アコヤ真珠の特徴って?  

アコヤ貝から生まれる日本国産の真珠です。高い透明感とキメの細かさ、深みのある光沢は、真珠の中でも際立ち、フォーマルの場にふさわしい質を誇ります。他の種類に比べると小ぶりで丸いのが特徴。色はホワイト、ブルー、クリーム、ゴールドなどがありますが、特にピンク系が人気です。

淡水真珠の特徴って?   

河川や湖で養殖されるのが淡水パールで、主に中国で産出されています。大量に養殖できるため、価格も手ごろなものが多かったのですが、近年は養殖技術が進歩し、質のいい淡水真珠が流通するようになりました。母貝の大半は、ヒレイチョウ貝が大半ですが、表面が滑らかで、ホワイト系だけでなくオレンジ系やパープル系など色味が多彩なのが特徴です。

白蝶真珠の特徴って? 

主にオーストラリアなどで養殖されている白蝶貝から生まれる真珠です。貝そのものが30cmと非常に大きい分、真珠も他の種類よりも大粒で、直径10~15㎜のものが多く、20㎜まで育つものも。色は大きく分類するとゴールド系とホワイト系の2つあり、その大きさと相まって華やかな印象となります。

黒蝶真珠の特徴って? 

タヒチをはじめとする南太平洋海域で採れる黒蝶貝を母貝とした真珠です。なんといっても魅力は神秘的な色と深みある輝き。黒系、緑系、グレー系、赤系など多様な中で、赤みがかった深い緑のタイプは『ピーコックグリーン』と呼ばれ、人気を集めています。黒蝶貝も比較的大粒なサイズで9~11㎜が主流となります。

フェイク?本物?質によって変わるパールネックレスの価格の違い  

パールネックレスを購入するとなった場合に、気になるのはやはりお値段。数千円から数十万円のものまで、パールネックレスの価格はとにかく幅が広く、何によってそんなに変わるのか気になるところです。価格の違いに影響を与えるものとして大きいのが、「フェイク(イミテーション)」と「本物」の違い。そして、本物の場合は価値を決める6つの基準に注目しましょう。

Nik / stock.adobe.com

フェイクと本物の違いは? 

本物といわれる真珠は貝の中で生まれるものですが、フェイクは簡単にいうと、人の手によって作られるものです。例えば、「プラスチックパール」はプラスチックの玉にパールの箔を塗ったもの、「コットンパール」は圧縮した綿をパール加工したもので、重さや見た目で本物との違いは比較的わかりやすいようです。一方で貝殻を原料にしている「貝パール」など、なかなか見分けがつきにくいものもあります。

価値を決める6つのポイントって? 

真珠の質を見極めるための判断基準となるのが、「形」「キズ」「テリ」「巻き」「色」「サイズ」です。「形」はまん丸に近いもの、「キズ」は少ないもの、「テリ」は光沢や輝きが強いもの、「巻き」は真珠層の厚みがあるもの、「サイズ」は大きいものが価値があるとされています。「色」については、時代や地域によってもニーズが変わるため基準が流動的です。6つの中でも特に重視されるのが「テリ」。やはり真珠の魅力はその美しい光沢にあるようです。

真珠にも鑑定書はある? 

質を決める基準はわかっていても、自分の目だけで判断はつきにくいいものです。そこで『真珠鑑別鑑定書』付きのものを選ぶのも一つの手。気をつけたいのは、お店ではない第三者機関が発行した鑑定書であること。また、現在真珠を鑑別する機関は許可がなく設立することが可能であるため、信頼できるところが発行しているかどうかも要チェック。「真珠科学研究所」「真珠総合研究所」のものであれば安心でしょう。

これなら間違いない!アコヤ真珠のパールネックレス  

まず押さえておきたいのは、チョーカータイプの王道パールネックレス。時を経ても思い出と共に愛用し続けられるように、アコヤ真珠の中でも高品質のものを選りすぐりました。

アコヤ真珠 花珠 セット 

アコヤ真珠の中でもより高品質のものに与えられた「花珠」を称するパールネックレス。真珠のサイズは8.0~8.5㎜、全長43cmと王道の仕上がりのため、質の良さと共に冠婚葬祭どんなシーンでも間違いのないセレクトに。

アコヤパールネックレス
イヤリングまたはピアスがセット。「花珠」の表記が入った鑑定書付き(150,000円)

アコヤ真珠 花珠天女 セット 

「花珠」の中でも特に光沢の美しい「花珠天女」は、最高級のグレードのアコヤ真珠です。その美しい「テリ」は、何歳になっても身に着ける人をも輝かせてくれるはず。一生にわたって身に着けたいパールネックレスをお探しの方に。※鑑定機関によっては呼称が変わる場合もあります。

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イヤリングかピアスを選び、セットで身に着けられます。真珠のサイズは8.0~8.5㎜、長さは43m(300,000円)

ジュエリーの中でもパールネックレスは定番中の定番。オーソドックスなデザインだからこそ、選ぶのが難しいとも言えます。チェックポイントを押さえたら、実際に見比べてみることも大切。「コレ」と思うパールネックレスと出合えますように!

■この記事のポイントのまとめ 

ショート?ロング? TPOに合わせて選ぶ長さとデザイン
淡水真珠、アコヤ真珠…実はいろいろある、真珠の種類とその特徴
フェイク?本物?質によって変わる、パールネックレスの価格の違い
これなら間違いない!アコヤ真珠のパールネックレス

 

普段使いからフォーマルまで パールネックレスの間違いのない選び方を徹底解説