初めてピアスを開ける時、ピアスホールを完成させるために最初につけるピアスのことをファーストピアスといいます。正常なピアスホールを安全に作るために、気をつけるべきファーストピアスの位置や意味などポイントをまとめてみたのでぜひ参考に!
Contents
ファーストピアスを開ける位置のおすすめは?場所・数ごとの意味も紹介
ファーストピアスは、ピアスホールがちゃんと落ち着くまでの期間、寝る時もつけたままにするピアスです。そのため、つける位置や素材には注意が必要。ファーストピアスを開けるのにおすすめの位置やピアスの素材を紹介します。
ピアスを開ける位置
初めてピアスを開ける場合、どこに開ければよいかわからない…という人も多いのではないでしょうか。まずは、一般的なピアスを開ける位置と名称をチェック。
イヤーロブ
耳たぶに開けるピアス。初めてピアスを開けるなら、まずこの位置に開けるのがおすすめ。
ヘリックス
耳の上部の、比較的柔らかな軟骨部分に開けるピアス。
トラガス
耳の穴の横(付け根側)にある三角形のような形の軟骨に開けるピアス。
インナーコンク
耳の内側の真ん中あたり、軟骨のくぼんだところに開けるピアス。やや上級者向け。
ファーストピアスにおすすめの位置
先述のとおり、最初にピアスホールを開ける位置としてはイヤーロブ、耳たぶがおすすめ。耳の形状にもよりますが、一般的には耳の端から5㎜の前後の位置につけるのがベストと言われています。あまり耳たぶの下端に開けてしまうと、引っ掛かって耳たぶが裂けてしまったり、重さでピアスホールが伸びてしまったり、といったトラブルに繋がる恐れが。まずは安全な位置で、ホールを安定させるのがおすすめです。
耳につけるピアスの数の意味とは
ピアスは、左右どちらの耳につけるか、何個つけるかによって自己を表現する場合があります。知らずにファーストピアスを開けてしまうと、思わぬ誤解を招いてしまうこともあるかもしれないので、それぞれの意味をチェックして、位置や、個数を選ぶようにしましょう。
左右のピアスの意味
両耳にそれぞれ同じ数だけつけるピアスは最も一般的で、特に意味はありません。ファッションピアスとして身につけましょう。
左耳のピアスの意味
「強さ」や「守る人」の意味を持ち、男性らしさを表すと言われています。女性が左耳につけるのは同性愛的な表現につながる場合があります。
右耳のピアスの意味
「やさしさ」や「守られる人」の意味を持ち、女性らしさを表すと言われています。男性が右耳につけるのは同性愛的なアピールを表すことがあります。
奇数のピアスの意味
ピアスの数の解釈は、海外と日本では異なります。日本では、割り切れない数として奇数が縁起の良い数字とされており、以下のような運気アップの意味があると言われています。
1つ…恋愛運
2つ…社交運
3つ…仕事運
5つ…総合運
偶数のピアスの意味
海外ではシンメトリーであることが価値のあることと考えられており、偶数が縁起の良い数とされています。そのため、海外旅行に行く時などは偶数の数のピアスを耳につけるのがおすすめです。
ファーストピアスを開ける方法・ベストなタイミングとは?
初めてピアスを開ける場合、どうやって開ければよいのかわからない人も多いのでは。ファーストピアスを開ける際の方法や、自分で開ける場合の手順や注意点をご紹介。ぜひ参考にして自分にぴったりの開け方を見つけてみて下さい。
ファーストピアスの開け方:病院で開ける
皮膚科や形成外科、美容外科、耳鼻科などでピアスの穴開けを行ってくれます。衛生面や安全面に関して安心できるので、最もおすすめの方法です。病院によっては、麻酔やアレルギー検査をしてもらえることも。料金は、保険が使えないので両耳一つずつで5000円前後が一般的。ただし病院によっては対応していないケースもあるので、事前確認が必要です。
ファーストピアスの開け方:ピアススタジオで開ける
ピアススタジオとは、ピアスの穴開けを専門的に行っているショップのこと。耳たぶのような一般的な位置はもちろん、へそや顔など特殊な位置の穴開けにも対応してくれます。ただし、医師免許がないスタッフが施術をする可能性があるので、場合によっては注意が必要。料金は病院と同程度かそれよりややリーズナブルな場合が多いようです。
ファーストピアスの開け方:自分で開ける
ピアスの穴は自分で開けることも可能。手軽にでき、費用も安く済むというメリットもありますが、不慣れな場合穴がまっすぐに開かなかったり不衛生だったりすることもあるので、市販の器具を正しく使って行うことが必要です。用いる器具の種類には以下のようなものがあります。
ピアッサー
ピアスの穴を開ける専用器具です。バネを利用して一気に穴を開けるため、痛みもそれほどありません。ファーストピアスがセットされているものがほとんどなので、初心者におすすめ。ドラッグストアなどで1000~2000円程度で購入できます。気をつける点は、使いまわしをしないということ。1つのピアス穴に対して1個のピアッサーを使用するようにしましょう。
ニードル
先端が斜めにカットされている特殊な針状の器具です。鋭い先端で穴を開けるため皮膚への負担が少なく、ピアスホールが落ち着くまでの期間がピアッサーより短いのが特徴。ファーストピアスはセットされていないので、好みのピアスを選びたいひとにはぴったりです。ただし、やや使い方にコツがいるため初心者には難しい場合も。また、ニードルは指定管理医療器具。認証されていないものが流通している場合もあり、違法なニードルは衛生上問題があることもあるので注意が必要です。
ファーストピアスを開けるベストなタイミング
ファーストピアスを開けるのにベストな季節は特にありませんが、タイミングには注意が必要です。ピアスホールが落ち着くまでには1ヵ月以上かかるため、その間ファーストピアスをつけっぱなしにして耳を清潔に保てるかどうか、がポイントとなります。学校や仕事の都合でピアスをつけっぱなしにはできない、また、雑菌の多い海やプールなどのレジャーの予定を控えているタイミングなどは避けるようにしましょう。
ファーストピアス向きのピアスとは?ホールが安定するまでの注意点もチェック
ファーストピアスを選ぶ際には、金属アレルギーを起こしにくい素材や、ピアスがしっかり固定されるものなど耳に負担がかかりにくいものを選ぶのがおすすめ。安定するまでの期間や注意点と併せてチェックしていきましょう。
素材
ファーストピアスは耳の皮膚に直接長い期間触れるものとなるため、金属アレルギーのリスクが少ない素材を選ぶのがおすすめ。18金やプラチナ、チタンやサージカルステンレスなどのいずれかが良いと言われています。
サイズ(ポストの太さ)
ファーストピアスのサイズは、ホールが完成してその後につけるセカンドピアスがきちんと入るかどうかを考慮するのがポイント。耳たぶにつけるファッションピアスの太さはG(ゲージ)18G(1.0㎜)~20G(0.8㎜)が一般的なので、それよりやや大きめの16G(1.2㎜)にするのがおすすめです。
長さ
ファーストピアスを通す耳たぶの幅+2~3㎜程度長めのものを選ぶようにしましょう。耳たぶにぴったりの長さだと、ピアスとキャッチで耳たぶを圧迫して鬱血してしたりホールに埋没して正しく穴が開かなかったりする場合もあるので気をつけましょう。
デザイン
ピアッサーで開ける場合には、シンプルなボールタイプのピアスがおすすめ。ニードルの場合はストレートバーベルやリングタイプがおすすめです。いずれも、複雑な形状や揺れるデザインのピアスは引っ掛かるリスクがあるので避けましょう。
ファーストピアスを装着する期間
ピアスホールが完成するまでの期間は、個人差がありますが1ヶ月〜3ヶ月が目安。安定しないうちに刺激を与えると出血や炎症の恐れがあるので気をつけましょう。また、ホールが完成する前にファーストピアスを外してしまうと穴がふさがってしまうので避けましょう。痒みや分泌物などがなく、ピアスの軸が違和感なく回せるようになったら外してOKです。
ファーストピアス装着中の注意点
ピアスホールが細菌に感染しないように耳まわりを清潔に保つことが必要です。お風呂に入る際に、ピアスの周りを石鹸で優しく洗うなど丁寧なケアを心掛けましょう。海やプール、サウナや温泉など雑菌が入る可能性があるところは避けるのがベターです。もし炎症や膿が出てしまったら、自己判断で消毒などの処置をせず病院にいくようにしましょう。
ピアスホールが安定したら楽しもう!おすすめのセカンドピアス
ファーストピアスを卒業したら、いよいよお気に入りのピアスを楽しめます!つけやすくおしゃれなセカンドピアスのおすすめラインナップを紹介。
ファーストピアスを開ける際の注意点や選び方を紹介しました。ピアスホールが安定するまでには、さまざまな気をつけるべきことや期間が必要なことがあるようです。ぜひ参考にして、安全にピアスのおしゃれを楽しんでください。
■この記事のポイントのまとめ
ファーストピアスを開ける位置のおすすめは?場所・数ごとの意味も紹介
ファーストピアスを開ける方法・ベストなタイミングとは?
ファーストピアス向きのピアスとは?ホールが安定するまでの注意点もチェック
ピアスホールが安定したら楽しもう!おすすめのセカンドピアス