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婚約指輪に「お返し」は必要?一般的な相場やマナー、おすすめアイテムを紹介

婚約指輪に「お返し」は必要?一般的な相場やマナー、おすすめアイテムを紹介

婚約指輪を彼から贈られた時、幸せな気持ちに浸りながらも「お返しはどうしたら…?」と疑問を抱く人も多いのでは。婚約指輪にお返しは必要?金額や渡すタイミングは?そんなお悩みを、先輩花嫁の実例も参考に解決しましょう!

結婚の約束を交わした証しとして、男性から女性に贈られる婚約指輪。そもそもマナーとして婚約指輪にお返しは必要なのでしょうか。一般的な考え方や、先輩花嫁がどうしたのかを調べてみました。

婚約指輪に「お返し」は常識?「結納返し」とは違うもの?
sakura / stock.adobe.com

婚約指輪にお返しを贈るのは常識?

結論から言うと、婚約指輪にお返しをしなくてはならないという決まりはありません。ただし、婚約指輪は婚約した証として彼から彼女へ、彼女から彼へと贈り合う婚約記念品のひとつ。そう捉えれば、お返しというよりは贈り合うことがマナーと考えられますが、婚約記念品は指輪に限ったものではなく、また、昨今婚約指輪は「プロポーズしたら彼からプレゼントするもの」という認識が一般的であることから、必ずしもお返しが必要ということにはならないようです。

とはいえ、何か頂いたらお返しをしなくては、と考えるのが伝統的な日本人の特長。婚約記念品をもらった人のうち、その品物が指輪であった人は86.6%、婚約記念品にお返しをした人は46.2%となっていることから、婚約指輪をもらったら約半数の人は何らかのお返しをしていることが考えられます。もちろん、お返しはせずにその分を新生活のためにお金を使った、という人も。お互いの意思を確認し、話し合って決めるのがおすすめです。

※出典:「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)調べ

結納返しとの違いは?

婚約指輪のお返しを結納返しと混同してしまう方もいるのではないでしょうか。この違いについて、まずは結納を知るところから始めていきましょう。

結納とは、両家が共同で行う婚約の儀式のこと。形式にのっとった「結納式」を執り行い、女性が名字を変える場合は男性側、男性が名字を変える(婿入りする)場合は女性側が結納金や結納品を贈り、贈られた側が受書を返すことで、正式に婚約が調います。結納返しとはこの結納品に対するお返しのことで、婚約指輪は結納品のひとつとみなされることもあることから、その場合は他の品物と合わせて結納返しを贈るのがマナーとなります。ただし、婚約指輪を結納品に含むかどうかは家庭や地域ごとによって違い、さらに結納返しはいただいた結納品全てに対するものであって婚約指輪に対してのみお返しを贈るというものではないため、結婚指輪のお返しと結納返しは別物と言えます。そのことから、結納を行い、結納品に婚約指輪が含まれない場合は、別途婚約指輪のお礼をどうするか、を考える必要があります。

婚約指輪の「お返し」をするベストなタイミング・相場は?

結婚指輪にお返しをすることは必ずしも必要なことではないため、なにかを贈りたいなと思っても、いつ、どのくらいのものを準備すればいいのか迷ってしまうという人も多いようです。一般的なお返しのタイミングや金額について調べてみました。

婚約指輪の「お返し」をするベストなタイミング・相場は?
karin / stock.adobe.com

婚約指輪のお返しをするのはいつ?

婚約指輪のお返しをする場合には、結納もしくは両家親族との顔合わせの機会があるならばそのタイミングで贈るのがよいと言われています。結納や食事会の場でもらった婚約指輪を披露し、両家が見守る中でお返しの品を渡せば、よりフォーマルに婚約指輪のお返しの品を贈ることができます。お礼の品としてスーツなど身につけるものを贈る場合には、その場に着用していってもらい紹介するのもよいでしょう。

結納も顔合わせも行わない場合や、婚約指輪がその日に間に合わなかった場合には、記念日などにサプライズでお返しするのもおすすめ。一般的に贈り物のお返しは頂いてから3週間~1カ月後くらいまでに贈るのがマナーとされていますが、婚約指輪のお返しはこれに準じなくても問題ありません。

婚約指輪のお返し相場は?

婚約指輪のお返しの相場は、頂いた指輪の半額(半返し)~3分の1程度で考えるのが一般的と言われています。婚約指輪の金額がわからない場合は、さりげなく聞いてみるか、指輪のブランドサイトなどで調べてみるようにしましょう。

とはいえ婚約指輪のお礼に定義はないため、あまり金額にこだわる必要はありません。無理せず、できる範囲内でお返しすればOKです。

ただし、結納返しとして婚約指輪のお返しをする場合にはマナーに沿って準備する必要が。結納返しの金額については、地域によってしきたりが違い、男女平等という意味から貰った結納品の半額を返す「関東式」と、男性側を立てるという考えから1割程度のお返しをする「関西式」の2パターンがあります。お互いが育った地域の風習や家族の考え方を調べて、失礼のないように気をつけましょう。

婚約指輪の「お返し」にふさわしいアイテムを紹介

「婚約の証」として受け取る婚約指輪のお返しには、それにふさわしい、大切に使ってもらえるようなアイテムを選びたいもの。先輩花嫁が選んだお返しをチェックして、相手が喜んでくれそうなものを選んでみましょう。

婚約指輪の「お返し」にふさわしいアイテムを紹介
boykovi1991/ stock.adobe.com

婚約指輪のお返し人気アイテムランキング

実際に先輩花嫁が選んで喜ばれたという婚約指輪(婚約記念品)のお返しアイテムをランキングで紹介!相手にぴったりのものを探してみて下さい。

※出典:「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)調べ

 1位 腕時計 36.1%

高価な婚約指輪のお返しとして、高級ブランドの腕時計は最も人気の高いアイテム。ハイブランドなど質の良い時計は一生ものであり、ビジネスシーンや結婚式などでも着用することができるのが選ばれる理由となっているようです。また、「一緒に時を刻んでいきましょう」というメッセージをこめて時計を贈るという人も。

2位 スーツ 13.9%

普段のビジネスシーンはもちろん、結婚式や家族のお祝い事などさまざまなシーンで活用できるのがスーツ。フォーマルにも着用できるハイブランドのスーツもおすすめですが、年齢を重ねて体形が変化した時にも仕立て直しをして長く着用できることから、テーラーに依頼するオーダーメイドのスーツやスーツの仕立券なども人気です。

3位 財布 7.5%

日常使いできるアイテムとして、財布も人気のアイテム。長く愛用してもらえるよう、経年劣化を楽しめる革製品を選ぶ人も多いようです。毎日持ち歩くものなので、事前に相手の好みのブランドやデザインについて調べ、喜んでもらえるものをセレクトしましょう。

4位 靴 5.7%

大事にメンテナンスしながら長く履けるきちんとした靴も喜ばれるアイテム。財布と同様、使い込むほどに深みの出てくる革靴が人気です。靴はサイズ変化がしにくく、フォーマルな場からビジネスシーンなどさまざまな場面で長く愛用できるのも選ばれているポイント。

5位 電化製品 5.4%

ファッションアイテムに興味がないという人や実用的なものを好む人に、新生活にあわせて新調する家電をお返しにするのも人気が高いよう。家電好きな相手なら、ぜひこの機会に気になっていた商品をプレゼントしてあげましょう。ふたりのライフスタイルに合わせてロボット掃除機など便利家電を選ぶのもおすすめ。

その他、婚約指輪のお返しに人気のアイテム

ランキング外にも、結婚指輪のお返しとして人気のアイテムはいろいろあります。おすすめをまとめてみました。

ハイブランドの文具

普段から仕事で手帳を使う相手なら、万年筆など高級文具を贈るのもおすすめ。使い勝手の良さはもちろん、日常的に上質なアイテムを使うことでビジネスシーンにおいて「信頼できる人」という印象を与えることにもつながります。

ネクタイや鞄など日常使いするアイテム

財布同様、毎日身につけたり持ち歩けたりするアイテムは、実用的でもあることからよく選ばれるよう。ネクタイ、ネクタイピンやオフィス使いできる鞄、名刺入れや定期入れなどもおすすめ。中には眼鏡、なども。

趣味のアイテム

相手の趣味に使ってもらえるアイテムもおすすめ。例えばゴルフやキャンプなどのアウトドアにぴったりのアイテムや、最新のデジタルツールなどもきっと喜んでもらえるはず。

旅行など思い出系

婚約指輪のお返しは、なにも「モノ」である必要はありません。ふたりの記憶に残る思い出をお返しするのも素敵です。相手が行きたがっていた場所への旅行や、レストランでのお食事なども喜んでもらえそう。

婚約指輪のお返しについてまとめてみました。特に決まりの無い婚約指輪のお返し、中には相手から「お礼はいらないよ」と言われるケースもあるようなので、記事を参考に、ふたりでよく話し合ってお互いが本当に嬉しいものを贈りましょう。

■この記事のポイントのまとめ 

婚約指輪に「お返し」は常識?「結納返し」とは違うもの?
婚約指輪の「お返し」をするベストなタイミング・相場は?
婚約指輪の「お返し」にふさわしいアイテムを紹介

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