選んだ時にはぴったりだった結婚指輪も、年月が経つごとに体型の変化などでサイズが合わなくなってきた…、ということも。そんな時には指輪のサイズ直しを検討してみませんか?知っておきたいサイズ直しの注意点や費用についてまとめてみました。
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結婚指輪のサイズ直しが必要な時とは?サイズ直しの基礎知識
太ってしまった、痩せてしまった、などで毎日つけていた指輪がフィットしなくなるということはよくあること。気になる時は、あきらめて指輪をしまってしまわずにぜひサイズ直しを検討してみましょう。サイズ直しすべきタイミングや方法をご紹介します。
指輪のサイズ直しとは?
指輪のサイズ直しとは、きつくなったりゆるくなったりしてしまった指輪を指のサイズに合わせて調整すること。年齢を重ねるごとにややふっくらしてしまい指輪のつけ外しがしにくくなってしまった、逆に痩せてしまい、指輪が抜け落ちてしまう、というも。また、指輪を購入直後、サイズが少し合わなかった…ということも少なくないようです。サイズが合わないリングを身に着けると、うっ血などの健康被害や、簡単に抜けてしまい紛失、などにつながるので今の指に合ったサイズに直して身につけるのがおすすめです。
指輪のサイズ直しの方法は?
指輪のサイズを大きくしたり小さくしたりするにはさまざまな方法があります。修理方法を紹介します。
1. 指輪を切断して調整する
指輪のデザインに影響が出ない部分を切断し、サイズを調整する方法です。指輪がきつい場合には、指輪の素材よりも低い温度で溶ける合金を足して溶接する「ロウ付け」でサイズを大きくします。ゆるい場合は、切断した部分を切り取り、ちょうどよいサイズに縮めます。
2. 指輪を叩いて調整する
上段の溶接が難しい素材の場合は、指輪の地金を叩いて伸び縮みさせることで調整します。内側から叩くことで指輪を大きく伸ばしたり、外側から叩いて圧縮させて小さくしたりします。
3. 指輪の内側を削る・パーツを取り付けて調整する
指輪の内側を削って薄くすることでサイズを大きくしたり、同じく内側に専用のパーツを取り付けたりすることでサイズを小さくすることもできます。ただしこれは指輪の強度や刻印がなくなるなどのリスクもあるため、あまり一般的ではないようです。
結婚指輪にはサイズ直しできないデザインも?サイズ直しの注意点
実は、全ての指輪がサイズ直しをできるわけではありません。使われている素材やデザインなどによっては、調整が難しいケースも。サイズ直しができない可能性のある指輪の特長をまとめてみたのでチェックしてみましょう。
指輪の全周にデザインが施されているもの
ミル打ちなどのデザインがリング一周全体に施されているものや、長文のメッセージなどが刻印されたもの、ダイヤモンドが全周に連なっているフルエタニティリングなどは、指輪を伸ばしたり叩いたりすることでデザインが消えてしまったり宝石に傷がついてしまったりするためサイズ直しができないケースがほとんどです。ご自分の結婚指輪がこのタイプの場合は、つくりなおしが可能かショップに相談してみるのがおすすめです。
硬い素材でできているもの
硬度の高い素材で作られている指輪は加工が難しいため、サイズ直しができない場合があります。結婚指輪に使われることの多い素材としては、硬度の高い合金がより多く混ざっているピンクゴールドやホワイトゴールドが加工に向かない素材とされています。また、昨今金属アレルギーになりにくい素材として人気が高まっているステンレスやチタンも硬度が高く、加工が難しいとされています。
鍛造製法でできているもの
金属を圧縮することで密度を高くして作る「鍛造」と呼ばれる製法の指輪もサイズ直しには不向きです。鍛造製法の指輪は、丈夫で歪みにくく傷がつきにくいという特徴があり、滑らかなつけ心地の良さが魅力ですが、素材が圧縮されているため硬く、加工が難しい場合があるので注意が必要です。
サイズ直しを繰り返しているもの
何回もサイズ直しを行い素材を切断したり研磨したりしている指輪は、金属疲労により強度が弱くなり破損するリスクや、素材が薄くなり強度が弱まるリスクがあるため、サイズ直しができないこともあります。指輪の状態に合わせてショップで相談してみましょう。
結婚指輪のサイズ直しの方法・必要な費用の相場を知りたい!
いざ指輪のサイズ直しをしよう!と思っても、どうしたらよいのかわからない人も多いかもしれません。また、どの位費用が掛かるのかも気になるところ。サイズ直しを相談する場所や、費用についてまとめてみました。
指輪のサイズ直しの相談先/①指輪を購入したジュエリーショップ
まずは、指輪を購入したジュエリーショップに相談してみましょう。サイズ直しがしにくいとされている指輪でも、特長をしっかり把握している販売店なら相談に乗ってくれるはずです。また、店舗によってはアフターサービスとしてサイズ直しが無料の場合もあるので聞いてみましょう。その場合、回数や期間が決まっていることもあるので事前に確認を。
指輪のサイズ直しの相談先/②指輪修理の専門店
指輪を購入したお店が今住んでいる場所からは遠い場所にある、といった場合は、お住いのエリアで指輪修理の専門店を探してみましょう。専門店なら、いろいろな素材やデザインに対応できる技術持った職人が対応してくれるので、サイズ直しが難しいと言われた指輪も直してもらえる可能性も。とはいえ修理が難しい場合もあるので、まずは相談を。
指輪のサイズ直しにかかる期間
指輪のサイズ直しにかかる期間は、ブランドや依頼したショップ、指輪のデザインや素材などによって幅があり、おおよそ1週間~6週間くらいかかります。指輪の構造や素材によってはそれ以上の期間が必要な場合もあるので、まずは相談してみましょう。また、年末年始や長い休みの前後、クリスマス時期などジュエリーショップの繁忙期は、通常よりも時間がかかることがあるので注意が必要です。「この日までに受け取りたい」という希望がある場合は、時間に余裕を持って依頼しましょう。
指輪のサイズ直しの相場
プラチナやゴールドなどの素材でシンプルなデザインの指輪であれば、指輪直しにかかる費用の相場は一号あたり3000円~5000円程度です。ただし、指輪のサイズを大きくする修理で素材を足して直す際には、使用する素材の量により追加の費用が必要になります。この場合、変更するサイズやデザインによっても変わることから一概に相場を出すことは難しいため、事前に見積もりを出してもらうと安心です。アフターサービスにより、一回目のサイズ直しは無料、という店舗もありますので事前に確認を。
結婚指輪のサイズが変わっても安心!サイズ直しができるリングを紹介
結婚指輪は、お気に入りのデザイン×将来サイズが変わっても直せるから安心のものがおすすめ!オシャレでサイズ直し可能なL&Co.人気のリングを紹介します。
結婚指輪のサイズ直しについて紹介しました。夫婦の思い出の詰まった結婚指輪、サイズが合わなくなったらぜひサイズを直し、つけ心地の良い状態で長く大切にしましょう。もし直せないデザインの場合は、買い替えやネックレスなどにリフォームするのも素敵ですね。
■この記事のポイントのまとめ
結婚指輪のサイズ直しが必要な時とは?サイズ直しの基礎知識
結婚指輪にはサイズ直しできないデザインも?サイズ直しの注意点
結婚指輪のサイズ直しの方法・必要な費用の相場を知りたい!
結婚指輪のサイズが変わっても安心!サイズ直しができるリングを紹介