結婚準備においてよくあるお悩みのひとつ、「婚約指輪(エンゲージリング)と結婚指輪(マリッジリング)は、どちらも必要?」。結論から言うと、これはどちらでもOK!指輪を検討する際のポイントと、兼用する場合のメリットを紹介します。
婚約指輪と結婚指輪の違いとは?
婚約指輪と結婚指輪の違いがわからない、という人は意外と多いもの。今さら聞けないそれぞれの意味合いや準備の仕方、身につけ方などをまとめてみました。ぜひ指輪を選ぶ際のご参考にしてください。
婚約指輪とは?
婚約指輪は、「永遠の愛」を約束した証しとして婚約中に男性から女性に贈る指輪の事。プロポーズの際に贈り物として用いられる指輪が婚約指輪にあたります。ダイヤモンドをあしらった指輪を贈ることが多く、これは、宝石の中でも最も硬く傷つきにくいダイヤモンドを身につけることで「ふたりの愛がいつまでも傷つかず永遠に続きますように」という願いがこめられている、と言われています。婚約指輪は基本、女性のみが身につけます。
結婚指輪とは?
結婚指輪は、結婚したふたりの「永遠の絆」を表すものとしてお互いに贈りあい、結婚している証としてふたりが日常的に身につけるもの。結婚式で、永遠の愛を誓うものとしてお互いに交換する指輪が結婚指輪です。この指輪交換のスタイルは、9世紀頃、当時のローマ教皇ニコラウス1世が結婚した際に、花嫁に金の指輪、花婿に鉄の指輪を交換したことがはじまりとされ、今に至るといわれています。
それぞれの指輪を購入する際のポイントは?
婚約指輪は一般的には男性から女性に贈るものなので、支払いは男性側となります。指輪選びは、プロポーズのサプライズとして男性が準備したり、女性の好みに合うようにふたりで選んだりと、それぞれの希望に合わせましょう。
結婚指輪はふたりで贈りあうものなので、購入時の支払いはふたりで行ったり、お互いの指輪をそれぞれが購入したりとケースバイケース。結婚指輪選びも、ふたりの好みやライフスタイル、予算に合ったものを、よく相談して決めるのがおすすめです。
婚約指輪と結婚指輪の正しいつけ方とは?
婚約指輪は婚約期間に、結婚指輪は結婚式後毎日、左手の薬指に身につけるのが一般的なようですまた結婚式の指輪交換の際には、婚約指輪を右手の薬指に移動し結婚指輪を左手の薬指につけるようにする、という説もあります。
結婚式後はもう婚約指輪はつけられないの?と思う人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。華やかなパーティーなど、いつでも好きな時に身につけてかまいません。結婚指輪と重ねづけするのもおすすめです。重ねづけを楽しむ場合は、結婚指輪の上に婚約指輪を重ねるのがよいとされています。これには、「永遠の愛の誓いとして身につける結婚指輪を内側にし、婚約指輪でその誓いをロックする」という意味が込められている、といわれています。
婚約指輪と結婚指輪を兼用するメリット・おすすめの選び方とは
婚約指輪と結婚指輪にはそれぞれ意味があり、どちらも大切なもの。かつては両方揃えるのが一般的でしたが、現在では意味を踏まえたうえで兼用する人も増えているようです。婚約指輪と結婚指輪を兼用する理由や、検討する際のポイントをチェック!
婚約指輪と結婚指輪を兼用する理由は?
先輩カップルたちは、どんなことから「ひとつの指輪で婚約指輪と結婚指輪を兼用する」という選択をしたのでしょうか。よく聞く」主な理由をまとめてみました。
◇予算の都合から
結婚準備には、結婚式や新生活など何かとお金がかかります。今ある予算の中で優先順位を考えた時に、高額な婚約指輪までは難しい…という判断から兼用にした、というカップルも多いようです。
◇使用頻度の低さから
豪華な婚約指輪はつける機会がない、という理由から結婚指輪と兼用にする人も。ちなみに日常使いのためにシンプルな結婚指輪を選ぶ人もいれば、仕事の都合で普段指輪をつけられないからとあえて華やかなデザインを選び休日に楽しむという人もいるようです。
◇デザインが好みに合わないから
センターダイヤがきらめく、いわゆるザ・婚約指輪らしいデザインが好みではない、また、シンプルすぎる結婚指輪が好みではない、という理由から、自分の好みに合わせてひとつに絞りたいという理由で兼用する人もいるようです。
このように、さまざまな理由で婚約指輪と結婚指輪の兼用を検討する人がいることがわかりました。これらの背景を踏まえて、兼用する場合のメリットや気をつけたい点を次から紹介します。
兼用するメリットとは
婚約指輪と結婚指輪を兼用することで予算が抑えられるので、購入する結婚指輪に、より費用をかけられる、というのが一番のメリット。例えば毎日身につける結婚指輪を憧れのブランドリングにグレードアップしたり、ダイヤモンドをリング一周にセッティングしたフルエタニティリングにして婚約指輪としても使えるような華やかなデザインにしたりするなど、希望通りのリングを選びやすくなります。
兼用する際の注意点
結婚後は、親戚の弔事の席などが多くなることも。故人を偲ぶ厳粛な場においては、ダイヤモンドがキラキラと輝くような指輪はふさわしくありません。もし華やかなデザインの結婚指輪を選んだ場合は、弔事では外して列席するようにしましょう。一石埋め込みタイプなどシンプルなデザインであれば、何もついていない面が表にくるようにくるりと回して身につける、ということもできる場合もあるので、さまざまなシーンを想定して選ぶのがおすすめです。
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Chou Sucre
(シュシュシュクレ ~僕のかわいい彼女~)
フランス語で、愛しい人への呼びかけとして使われる「Mon chou chou(モンシュシュ)」という言葉からネーミング。センターダイヤモンドに向けてピンクゴールドのアームに並ぶダイヤモンドが印象的な、大人かわいいリングです。
Bonne Etoile
(ボンエトワール ~星に願いを~)
ダイヤを乗せた純白のプラチナの石座と温かみのあるイエローゴールドのコンビがクラフトライクな雰囲気を醸し出すリング。太めのアームに施されたミル打ちが個性的で、どんなファッションもおしゃれに演出してくれるデザインです。
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Brightness (ブライトネス~ふたりのこれからに添える鮮やかなり~)
立体的なフォルムが際立つスタイリッシュなリング。エッジの効いたアームのライン上に繊細なダイヤモンドが敷き詰められ、その宝石の輝きとプラチナの質感が美しく調和した様が上質な印象を与えてくれるデザインです。
Eternelle (エターネル ~永遠~)
落ち着いたトーンのピンクゴールドに美しいダイヤを隙間なく敷き詰めた贅沢なリング。熟練の職人がダイヤモンドを1石ずつ丁寧に石留めして仕上げた繊細なデザインです。フルエタニティ(ダイヤモンドがリング全周に留められたデザイン)とハーフエタニティ(ダイヤモンドがリングの半周程度に留められたデザイン)から選べます。
婚約指輪と結婚指輪、両方揃えるのも素敵ですが、ふたりが納得する形で選ぶのが一番。兼用にすることでより愛着のわくブライダルリングになることもあるようです。それぞれのいいところを見比べて、希望にぴったりのリングを見つけて下さいね。
■この記事のポイントのまとめ
婚約指輪と結婚指輪の違いとは?
婚約指輪と結婚指輪を兼用するメリット・おすすめの選び方とは
【兼用におすすめ】さりげないダイヤ使いの婚約指輪
【兼用におすすめ】シンプルながら華やかな結婚指輪