優しい輝きをたたえる真珠は、上品に身につけられる宝石の一つで、日本では冠婚葬祭のジュエリーとしても重宝されています。パールの優しい光は「月のしずく」や「人魚の涙」とも呼ばれ、紀元前3世紀ごろにはすでに宝石として人々に愛されていたようです。
宝石はほとんどが天然鉱物ですが、真珠は貝の体内で生成される珍しい宝石です。また、その母貝によって、「アコヤ真珠」「淡水真珠」「白蝶真珠」「黒蝶真珠」というように種類分けされています。真珠を選ぶ際には、サイズ、形、傷の有無、光沢や輝きを意味する“テリ”、真珠の層の厚さを意味する“巻き”、色という判断基準がありますが、経験がないとなかなか見極めは難しいので、信頼できる保証機関の鑑定書があるかどうかを選ぶ基準にしてもいいかもしれません。