品格をもたらす宝石 「パール(真珠)」の特徴は?
優しい輝きをたたえる真珠は、上品に身につけられる宝石の一つで、日本では冠婚葬祭のジュエリーとしても重宝されています。パールの優しい光は「月のしずく」や「人魚の涙」とも呼ばれ、紀元前3世紀ごろにはすでに宝石として人々に愛されていたようです。
宝石はほとんどが天然鉱物ですが、真珠は貝の体内で生成される珍しい宝石です。また、その母貝によって、「アコヤ真珠」「淡水真珠」「白蝶真珠」「黒蝶真珠」というように種類分けされています。真珠を選ぶ際には、サイズ、形、傷の有無、光沢や輝きを意味する“テリ”、真珠の層の厚さを意味する“巻き”、色という判断基準がありますが、経験がないとなかなか見極めは難しいので、信頼できる保証機関の鑑定書があるかどうかを選ぶ基準にしてもいいかもしれません。
6月の誕生石「パール(真珠)」の石言葉
石言葉は健康、長寿、富、純潔など
古来より真珠は、不老長寿の薬という伝説が残っているなど、薬としても珍重されてきました。このような歴史から、健康や長寿という石言葉が信じられるようになったのかもしれません。また、ヴィクトリア朝のイギリスでは、その美しさから真珠は大変重んじられました。その名残からか、現在でもイギリス女王が公式行事で用いる王冠には真珠が輝いており、富の象徴ともされています。また、母貝の中で大切にされ成長していくことが、妊娠出産になぞらえられるため、安産のお守りとしても知られています。母性や慈愛という母なる力を引き出し、女性を守る宝石とも信じられています。母の日の贈り物にもぴったりですね。
正式な場でもつけられる真珠が連なったネックレスをはじめ、普段使いもできる一粒のネックレス、ピアスやイヤリングなど、様々な種類のジュエリーがあるので、T P Oに合わせて選んでみてくださいね。
Birthstone Collection