オパールは「幸運の石」とも呼ばれ、古来より身に着ける人に幸せと成功をもたらすと信じられてきました。また10月の誕生石として高い人気を誇っています。光によって複雑な色を放つオパールの輝きを、ネックレスとして胸元にあしらってみませんか?
Contents
どんなときに身につける?シチュエーションを考える
見る角度でその色合いを変えるオパール。また同じ「オパール」でも、石の個性によって見栄えがまったく異なります。あなたが想定する着用シーンは華やかなパーティの場所?それとも普段遣い?TPOにあわせた上手な選び方を教えます。
色×デザインで、演出イメージは多彩に
まず前提として、披露宴などのフォーマルなシチュエーション用には華やかなものを、オフィス用など日常づかいするものにはシンプルなものを選ぶと失敗の可能性がぐんと下がります。
オパールは光学現象による遊色効果で複雑な色合いを見せることで知られます。石自体の個性で、その色の見え方もさまざま。石の地色が明るい「ホワイトオパール」は、愛らしく清楚な印象。一方地色が暗めの「ブラックオパール」は、遊色効果がより引き立つため、艶やかな印象になります。
さらにネックレスに仕立てることでデザイン性が加わり、その印象を多彩に演出することができます。オパールの場合は一粒でペンダントに仕立てる印象が強いですが、他の宝石と組み合わせた数粒のペンダントトップにすると、また違ったニュアンスが生まれますね。
チェーンの形状がもたらす印象にも注目を
さらに、チェーンの形状もネックレスの雰囲気を変えるポイントです。最もポピュラーなのは、輪っかを互い違いに組み合わせた「アズキチェーン」。正面と側面が交互に現れるため、適度に空間ができ、重い印象になりすぎないのが特徴です。さらに全ての輪が正面を向いた「喜平チェーン」は、重厚感があり、チェーンだけでもネックレスとしての存在感は充分。ほかにもボールをつなげた形状の「ボールチェーン」は細身でもキラキラと輝き、軽やかな印象に。四角いボックスを交互に組み合わせた「ベネチアンチェーン」は面で光を反射するため光沢があり、高級感満点。肌触りがなめらかで着け心地が良いのが特徴で、シンプルなトップが似合います。一般に縦長の印象を与えるデザインは、女性をスラリと見せます。加えて、ニットの上からも身に着けられるように、アジャスターが付いていると便利ですね。
オパールを支える地金の色で 印象はガラリと変わる
オパールは、その複雑な色合いによって多彩な印象を演出できるという強みがあります。さらに宝石そのものの色に加え、石にあわせる地金の色も、その印象をかたちづくる大切な要素。あなたはどんな素材のネックレスを選びますか?
地金の色は、イエローゴールドが王道
身につけた印象を左右する要素として見逃せないのがネックレスの「地金の色」です。まず王道といえるのが「イエローゴールド」でしょう。華やかさを感じさせる素材なので、ペンダントトップがシンプルなデザインでもゴージャスさを演出することができます。またゴールドは日本人の肌色にマッチするため、失敗しにくいのも強みです。
より愛らしさを求める方は、ぜひ「ピンクゴールド」を。オパールの地色が明るいホワイトオパールと組み合わせると、女性らしい優しげな雰囲気に仕上がります。ペンダントトップは小さめの石をいくつかあわせたデザインを選ぶと、より愛らしさが増しますね。
シンプルがお好みであれば ホワイトゴールドやプラチナを
シンプルなおしゃれを好む女性におすすめしたいのが「ホワイトゴールド」や「プラチナ」など、色味を押さえた素材。オパール特有の複雑な色合いとしっくりなじみ、洋服の色合いを選ばず身に着けられる点も魅力です。またどんなデザインともケンカをしないので、優美な印象のトップでエレガントに、モードなトップでスタイリッシュに、とペンダントトップのフレームで遊べる余地があるのも楽しいですね。最後にネックレスは「顔に近い部分につけるアクセサリー」。身につけたときの顔映りもぜひ鏡でチェックしましょう。
ショート?ロング?チェーンの長さにも注目を
首もとを華やかに彩ったり、縦ラインを強調して上半身をすっきり見せたり…。アクセサリーの中でもネックレスは、見る人に与える印象やコーディネートの完成度を左右するアイテムです。その選び方で着こなしの雰囲気やムードまでも変わってきます。
チェーンの長さでスタイルを演出
ネックレスチェーンの長さは大きく分けて5種類ほどあります。長さが約30cm~40cmほどの、一番タイトなタイプのネックレスを「チョーカー」、約40cm~45cmで、ネックレスの長さとして最も一般的なものを「プリンセス」と呼びます。このあたりの長さのものは、首元やデコルテを美しく見せる効果があるとされています。
一方、頭からかぶって付けられる長さになると総じて「ロングネックレス」と呼ばれます。トップの部分が胸もと付近までくる、約50cm~60cmの長さのものが「マチネ」。胸の下あたりまでの長さになる、約70cm~80cmのものが「オペラ」。それよりさらに長い90cm~120cmのものを「ロープ」と呼びます。いずれもロングネックレスは縦ラインが強調され、上半身がすっきり見える効果があります。
フォルムによっても印象は変わる
ネックレスは、つけたときのフォルムによっても印象が変わります。「ラウンド型」のデザインは、柔らかくフェミニンな印象に。カジュアルな着こなしのときや、女性らしさを演出したいときはこちらがおすすめです。シャープな印象の「V字型」は、スタイリッシュな雰囲気。Vの先が下に向かうイメージなので、首もとを縦長に見せるときに選びたいデザインです。辛口な雰囲気の「ライン型」は、クールでエッジの効いたムード。知的でスマートなスタイルに見せてくれます。
胸元にキラリ。こんなタイプのオパールネックレスはいかが?
華やかな席にも、日常使いにもふさわしいオパールのネックレス。その優しく不思議な輝きは、いつまで見ても見飽きることがありません。ここまで見てきたポイントを指針にしながら、自分にぴったりの一本を見つけてください。
身につけるたびに新しい発見をもたらしてれる、多彩な表情を持つオパールは、長く付き合いたいジュエリーです。ぜひいろいろ見比べて、とっておきのネックレスを見つけてくださいね。
■この記事のポイントのまとめ
どんなときに身に着ける?シチュエーションを考える
オパールを支える地金の色で、印象はガラリと変わる
ショート?ロング?チェーンの長さにも注目を
胸元にキラリ。こんなタイプのオパールネックレスはいかが?