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濃紺に浮かぶ白や金色の模様がまるで夜空のような12月の誕生石ラピスラズリ

ラピスラズリ

古代エジプトから存在した幻想的な「ラピスラズリ」の特徴は?

まるで宇宙のように神秘的な輝きを放つラピスラズリ。その名は、石を意味するラテン語の「ラピス」と、青や天空を意味するアラビア語の「ラズリ」を合わせた創作語。他民族の言語が融合されていることからもわかる通り、この石は古くから民族を超えて交易されていたそう。紀元前には世界各地で「聖なる石」と崇められていたと言われています。
日本でも、仏教の世界で極楽浄土を飾るとされる七宝のひとつ「瑠璃」と呼ばれ、大切にされてきました。ラピスラズリは複数の鉱物の凝集体で、異なる鉱物の組み合わせによって色が決まります。 例えば、アフガナイトという鉱物は淡いブルー、ラズライトという鉱物はロイヤルブルーのラピスラズリを作ります。そこに真鍮色のパイライトの斑点や、筋状やまだら状になった白いカルサイトなどが含まれ、様々な模様になって現れるそう。最も高価なラピスラズリは、鮮やかなロイヤルブルーにパイライトという金色の鉱物が表面に散りばめられているもの。星空のような神秘的な輝きが魅力的で人気です。
アフガニスタン、チリ、ミャンマー、アメリカ、ロシアなどで採掘されており、最高品質のものはアフガニスタン産。アフガニスタンのバダフシャン地方にあるラピスラズリの鉱山は、約7000年にもわたって採掘され、世界最古の現存する鉱山のひとつです。

12月の誕生石「ラピスラズリ」の石言葉 

石言葉は、幸運・健康・高潔・尊厳・真実・幸福の入り口など

澄んだ冬の夜に見られる美しい星空のような、12月の誕生石ラピスラズリ。9月の誕生石として扱われることもあるようです。古くからお守りや魔除けに使われていたこの石には、邪気を退けるパワーがあると言われています。特筆すべきは、ラピスラズリは外部からの災いだけではなく、自分自身の心の邪念も払いのけてくれるところ。持ち主が怒りや嫉妬などで判断を誤りそうな時、それを正し、真に成長できるように試練を与える石とも伝えられています。身につけることによって少し苦難とも思える経験をすることもありますが、それはラピスラズリが教えてくれる、超えなくてはならない試練なのだそう。それをクリアした時、最高の幸せが訪れるという奥深い人生のストーリーのような石です。ただ幸運を運んできてくれるためのお守りとしてではなく、人生を伴走してくれるアイテムとして身につけるといいでしょう。

 

Birthstone Collection

濃紺に浮かぶ白や金色の模様がまるで夜空のような12月の誕生石ラピスラズリ