秋はくすみカラージュエリーに注目。おすすめは「スモーキークォーツ」&「アイオライト」

アイオライトは、スリランカ、ミャンマー、インド、マダガスカルが主な原産地のケイ酸塩鉱物の一種、正式名称「コーディエライト」という鉱物です。サファイアに似ていることから「ウォーター・サファイア」と呼ばれることもありますが、ブルーのサファイアと並べた時に少しくすんだブルーに見え、それが「菫（すみれ）がかった色」と例えられたことから、ギリシャ語の「ion（スミレ色）」と「lithos（石）」というふたつの単語を合わせてアイオライトと呼ばれるようになったといわれています。

和名でも「菫青石（きんせいせき）」と呼ばれ、菫（すみれ）色が特徴とされている宝石です。

アイオライトの一番の特徴は、見る角度や光彩によって色が変化して見える多色性。もともとの色によって見え方が変わり、紫がかったアイオライトは、明るいバイオレット、暗いバイオレット、イエローブラウンの多色性を示し、青みがかったアイオライトは、無色からイエロー、青味がかったグレー、暗いバイオレットの多色性を示します。