ふたりで一緒に幸せになる、という決意の証しである「婚約指輪」。そんな特別なものだからこそ、思い切ってオーダーメイドにしてみませんか?素材からデザインまでふたりのこだわりをすみずみまで行き届かせた、世界に一つだけのリングを作りましょう。
オーダーメイドリングの魅力は、思い通りの婚約指輪が作れるということです。思い出をモチーフにデザインしたり、思い入れのある宝石をつけたり、好みを反映できることが最大のメリット。納得のいくリングにするために、どのようなことに注意したらよいのでしょうか。
イメージはポイントをしぼって
フルオーダーの場合、通常は最初に伝えたイメージをデザイナーに具体化してもらう流れになります。しかしいざ「イメージを伝える」といっても、なかなか難しいですよね。そこでまずポイントごとにイメージしてみると「こうしたい」という形が見えてきます。ポイントとしては以下のようなものがあります。
・地金の種類(プラチナ、ゴールド/イエロー、ピンク、ホワイトなど)
・リングの形状(ストレート、S字、V字など)
・リングの幅(太め、細め)
・宝石の有無(宝石の種類、カット、サイズなど)
・石座の形状(爪の本数・配置、取巻きなど)、
当然ながらオーダーメイドの場合、レディメイド(既製品)と比べてより費用がかかります。凝ったデザインにすれば工賃が高くなりますし、高価な貴金属や宝石などを用いれば、その分材料費がかかるということ。その点を胸に留めておきましょう。
オーダーは日数に余裕をもって
オーターメイドリングは制作にある程度時間がかかるものです。工房によってさまざまですが早くて半月、フルオーダーの場合では数ヶ月かかる場合も。「仕上がりはいつでもOK」という場合は問題ありませんが、例えば「彼女の誕生日に」「結納の日に」というように、渡す日取りが決まっている場合は、そこからオーダー日を逆算する必要があります。急ぐあまり、妥協する必要が出てくることのないよう、まずは余裕をもって検討を始めましょう。
こんな風に作る!フル&セミオーダーの婚約指輪
オーダーリングは「小さなこだわりでも叶えられる」反面、ふたりのイメージ固まっていないと、思い通りのデザインになかなかたどり着くことができません。作り手に想いをしっかりと伝え「理想の婚約指輪」を手にしましょう。さて、オーダーはどんな手順をふんで進むのでしょうか。
「フルオーダーリング」制作の工程は?
工房にもよりますが、通常は以下のような工程で製作をすすめていきます。
1.ふたりの希望やイメージ、こだわりをデザイナーに伝えます。さらにリングが必要な時期(納期)やおおよその予算もここで相談しましょう。
2.希望を反映させた、最初のデザイン画が上がってきます。もしイメージと異なるようであれば遠慮なく修正をしてもらいましょう。おおよその見積と納期もこのタイミングで見えてきます。
3.デザインが決定し、見積金額に問題がなければ成約です。ここから、ようやく本制作に入ります。
4.確定したデザインを元に作られた立体ビジュアル(原型)の確認をします。平面のデザイン画とイメージが異なっていないか、しっかりとチェックを。
5.ジュエリー制作開始
6.納品
事情にあわせ「セミオーダー」も選択肢に
「フルオーダーは費用がかかりそうだし、自分たちにはちょっと敷居が高いかも…」いう方におすすめなのがセミオーダー(カスタムオーダー)リングです。これはあらかじめ用意されたベースデザインに、地金や宝石、アームの形状といった部分に変更・アレンジを加えて、オリジナルリングを作る方法。仕上がりが想像しやすく、フルオーダーと比べて予算も抑えることができます。また制作期間も比較的短く済むことが多いです。
例えばこんな一例も。先輩カップルはこうしてオーダー
オーダーで作ったリングはどんな仕上がりになるのか、実際に目にする機会はあまりないかもしれませんね。ここではL&Co.アトリエ甲府店で、先輩カップルが実際にセミオーダーされたリングをご紹介していきます。
婚約指輪と結婚指輪を一緒にセミオーダー
婚約指輪と結婚指輪を同時にオーダーされた事例です。婚約指輪はソリティアタイプで、王冠のような石座に。アーム部分の表面に星を散りばめたような加工を施しました。結婚指輪には宝石を埋め込み、アーム部分をミル打ちに。内側に刻印を入れました。どちらも地金がゴールドで統一感をもたせているので、重ね付けをしても良いですね。落ち着いた雰囲気と華やかさをあわせ持ったリングです。
譲れないこだわりがあるふたりに、オーダーリングはベストな選択。ただし制作時間や予算の部分であらかじめ想定しておくべき部分もあります。必要な事前準備をしっかりとして、理想の婚約指輪を手に入れてくださいね。
■この記事のポイントのまとめ
どの部分を重視する?まずはふたりで話し合ってみよう
こんな風に作る!フル&セミオーダーの婚約指輪
例えばこんな一例も。先輩カップルはこうしてオーダー