かつては、婚約指輪の相場は“給料3カ月分”などと言われていましたが、実際のところ、どのくらいのお値段なんでしょうか?20万円?30万円?それとも50万円?そこで、周囲には聞きにくい婚約指輪の平均額や人気の価格帯をご紹介します。
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平均総額は30万円以上!10万円以下はさすがに安い?
婚約指輪の平均額は35.7万円。最も多い価格帯も、30~40万円で29.5%と約3割が占める結果に。予算オーバーと思う方もいると思いますが、ご安心を。実際に購入できる婚約指輪の価格帯は、かなり広いようです。
(出典は全て/ ゼクシィ結婚トレンド調査2020_全国推計値)
婚約指輪はいくら位から買えるの?
リーズナブルなものだと、10万円未満と答えた人が5.0%いましたが、店頭で購入する場合は10万円台から用意しているところが多いようです。平均額は35.7万円で、30~40万円がボリュームゾーンとなり、続いて多いのは20~30万円で約21.87%。商品のバリエーションも、このあたりの価格帯が充実しているようです。
リーズナブルな婚約指輪を贈るのはあり?
婚約指輪は婚約の記念品として男性が女性に渡すものです。価格帯も10万円台から100万円以上とさまざまで、平均額や相場は一つの目安とはなりますが、金額に振り回され過ぎず、その時できる範囲でしっかり気持ちを届けることを大切にしたいもの。贈られた本人のこだわりや好みも取り入れることも、もちろん忘れないでおきたいですね。
価格を左右するのは、主に石・デザイン・地金の素材
一般的に婚約指輪を構成するのは「ダイヤモンド」と「リング」です。そのため、ダイヤモンドとリングの素材や質、量、そしてデザインが婚約指輪のお値段を決める要素となります。具体的に、何かどう影響しているくのか、価格の仕組みについて見ていきましょう。
ダイヤモンドの価格の基準の一つが「4C」
「4C」は、ダイヤモンドを評価する基準の一つで、Cから始まる4つの言葉をまとめて表記したものです。「clarity(クラリティ)」は透明度を、「colour(カラー)」は色味を、「cut(カット)」はカッティングのバランスを、「carat(カラット)」は重さを表し、それぞれの評価が高くなるほど高価になっていきます。「小さくてもいいから輝きが大事」「とにかく大きいのがいい」など、「4C」の中でも、重視するポイントを決めておくと、価格で迷ったときに選びやすくなります。
プラチナやゴールド、リングの素材でも価格に違いが
婚約指輪の地金は、プラチナやゴールドがほとんどを占め、さらにプラチナとゴールドの組合せとなる“コンビ”も含めて、主に3つのタイプから選びます。ダイヤモンドの輝きを引き立てるといわれるプラチナは日本では特に人気の素材で、希少性も高いため、金額もゴールドより高め。また、地金の量やデザインのこだわり具合も価格に影響します。
平均よりリーズナブル!全部20万円台の婚約指輪リスト
20万円台の婚約指輪も、デザインのバリエーションはとても多彩。実際のダイヤモンドの質や大きさ以上に、輝きを増す工夫がなされたデザインも多く、そんな仕掛けや技巧に思わずうっとり。どれがいいか悩む時間も幸せなはず。
Princesses(プリンセス)
ミル打ちを施したピンクゴールドのアーム、そして、ダイヤモンドとプラチナの台座のコントラストが華やかな一本。側面からみると、ティアラのモチーフとなっているデザインは、お姫様のような可愛らしさと高貴な雰囲気をまとっています。薬指を見るたび、ロマンチックな気分に浸れそう。
Salvia(サルビア)
小さくした“つめ”、センターに行くほど細くなっている繊細なアーム、そして光がたっぷりと注がれるように大きく開けた窓。その一つ一つは、ダイヤモンドの輝きを最大限引き出すための工夫。究極のシンプルなデザインの中に宿るこだわりは、ずっと愛用したいリングの条件。
人気の価格帯で選ぶ 全部30万円台の婚約指輪リスト
最も人気の価格帯である30万~40万円台。この金額になると、ダイヤモンドが大きめだったり、装飾が凝っていたりと、パッと華やかな指輪が増えます。一方で、シンプルで質の高いリングもあり、選択の幅が広がるラインナップに。
Orange Blossom(オレンジブロッサム)
キュッと絞られたアームの真ん中で、その存在感を際立たせるダイヤモンド。ふたりの変わらぬ思いを表現したという両脇のダイヤモンドによって、輝きは増します。変わらない愛を誓った瞬間をここにしっかり宿し、手元をいつまでも美しく引き立てます。
Etoile Sucree (エトワールシュクレ)
世界中、夜空の下にはいくつものラブストーリーが生まれています。恋人達を見守るようにきらめく星をイメージして、フランス語で「甘い星」という意味を持たせたこのリング。たっぷりあしらわれたダイヤモンドを、モダンなデザインで仕上げたリングは、大人の女性にふさわしいエスプリを感じさせます。
Fleurs De Joie(フルールドジョワ)
中にはピンクも織り交ぜ、大小さまざまなダイヤモンドを花に見立ててブーケのように仕上げた婚約指輪。アーム部分には、お花を束ねるリボンをモチーフにした心憎いあしらいも。結婚式を迎えた花嫁のピュアな誓いや喜びを思い起こさせる、幸せいっぱいのリングです。
Planet(プラネット)
「宇宙」というネーミングに、無限に広がり続ける大きな愛を予感させる婚約指輪。王道ともいえるシンプルなデザインだからこそ、ラウンドカットのダイヤモンドの輝きや、アームのラインの美しさも際立ちます。質にこだわりたいという人に、おすすめの一本です。
ふたりがこれから共に人生を歩んで行くための“証し”となる婚約指輪。だからこそ、大切に選びたいものですよね。相場を知っておくと、選ぶ基準もより明確になっていくはず。納得のいくセレクトができるように、ぜひ参考にしてくださいね。
■この記事のポイントのまとめ
平均総額は30万円以上!10万円以下はさすがに安い?
価格を左右するのは、主に石・デザイン・地金の素材
平均よりリーズナブル!全部20万円台の婚約指輪リスト
人気の価格帯で選ぶ、全部30万円台の婚約指輪リスト